漫画広告プロデューサーの見解

クリックすらされない漫画広告では意味がない【「善悪の屑」の広告効果の凄さ】

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少し前に「善悪の屑」という漫画が、漫画広告界隈を賑わせました。この漫画は"犯罪被害者の復習"を題材としており、おそらくモデルとなったであろう実際の事件があり、それらの被害者が駆け込み寺として、主人公2人のところへやってきて色々な形で復習を果たしていく作品です。

・ネガティブ意見のユーザーと、ポジティブ意見のユーザー
いわゆる"胸糞"的な表現が多分に含まれており、気持ち悪くて広告すら見たくない、というユーザーも多数いらっしゃいました。NAVERまとまなどにも多数まとめられているのですが、現在でもたよくちょくこういった胸糞系作品の広告をみかけます。

ユーザーの「こんな漫画の広告見たくない!」といった反応は一見ネガティブなように見えますが、実はネガティブな要素だけではありません。それだけユーザーの目に止まっていると言うことですし、ネガティブな意見のユーザーと同じくらいのポジティブな意見のユーザーもいるのです。

・クリックすらされない漫画広告は作ってはいけない
私が漫画広告のプロデューサーとして一番意識しているのは、ユーザーの心を動かせるかどうか、です。
広告主様の成果地点として、商品の購入や有料会員登録といったところを設定されている場合が多いため、どうしてもユーザーに「この漫画買って読みたいな」と思わせる必要があるのです。なので、商品の購入よりももっと手前にある広告のクリックは、させて当たり前、という水準まで持っていく必要があります。

とはいえ、配信する広告だけの問題ではなく、その漫画の作者や、どの出版社でどの雑誌で連載されている作品なのかというところも非常に重要です。実はこれらの要素は絵柄よりも数百倍重要で、CTRにもかなり影響している事をデザイナーさんやディレクターさんは認識しないといけないと思います。

・クリックしてもらう広告をつくるために
漫画は1冊でおおよそ200ページ前後ありますが、どのページを使って広告を作ろうか本当に頭を悩ませます。10巻以上ある作品なんかは一度思考の迷路にはまるとしばらく帰ってこれません。そういった時は是非ユーザーの気持ちに立ち返ってもらって、この場面を見かけたらクリックしちゃうかもな、といった視点で広告としてまとめてもらうと良いかなと思います。

善悪の屑、まだ読んでいない方は是非読んでみください。
個人的には、胸糞というよりもゾクゾクするくらいの爽快感、という表現がぴったりだと思う、非常に秀逸な作品です。

 

善悪の屑 ©渡邊ダイスケ/少年画報社

作品詳細
過去を背負った2人の男が担うのは「復讐の代行」。屑には屑による制裁を!「正義」の意味を問う問題作!

 

ちなみに第2部もありますので、こちらも合わせて読む事をおすすめします。

 

外道の歌 ©渡邊ダイスケ/少年画報社

作品詳細
書店も電子書籍も超話題の売れ筋コミック「善悪の屑」の第2部!

法で裁けない屑には屑による直接制裁を! 復讐代行人の一人「カモ」の過去が遂に明らかに!? 残酷でも読み終えた後にスッキリする本当の「正義」の意味を問う問題作!?

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