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【漫画のCriteo広告は効果が悪いと思う話】漫画広告プロデューサーの見解

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さて、漫画バナー広告に関して言及させていただくコーナー、「漫画広告プロデューサーの見解」シリーズですが、今回はサンプルの広告はありません。
タイトル通り、漫画のCriteo広告について、順を追って言及させていただきます。

 

  • 漫画の表紙だけ見せられてもなんとも思わない

 

まず最初に言っておかないといけませんが、漫画の表紙がイケていない、という事ではありません。

ただ、Criteoはレコメンドバナーなので一度サンプル等を見た商品のはずです。(もしくは既に購入しているかもしれません。例えばCriteoは、ソファーを買ったユーザーにまたソファーの広告が出したりします。購入済み商品除外のロジックはどうにか組み込んでほしいものですね。)

漫画には「ジャケ買い」という言葉があるように、一定数、表紙の絵柄だけで買うユーザーがいます。これらのユーザーを狙っているのだとしたら、既にサンプル数十ページ読了ユーザーに対してこれを狙っていくのは、いささかナンセンスというものです。

なので、漫画の表紙が悪いわけでは決してありません。

Criteoという広告の配信ロジック(を決めている媒体側のエンジニアや、その意思決定をしている人)、もしくはターゲティングを考えている代理店のコンサルやプランナーの設定の仕方がたぶんあまり良くありません。

また、個人的に最も残念だなと感じたのはバナーサイズが728✕90のCriteoバナーで、5タイトルの表紙が並んでいるものです。これはもう表紙に書いてある文言すらほとんど読めませんし、キャラクターの表情などは確認できません。広告主のロゴばかり目立ってしまっており、広告色が強すぎてユーザーに敬遠される可能性が高いと思われます。

 

  • 漫画の魅力は中身にこそ詰まっている

 

やはり漫画の良し悪しは中身で決まっていくと思います。

なぜ、この漫画は人気なのか?読者は何に惹かれているのか?そういうところを作中から読み取り、バナー内に表現しないといけないと思います。

 

例えば…

登場するキャラクター同士の関係性

作者の横顔を描く時のクセ

せつない心理描写

あえて空白を作る、独特の間

特徴的なセリフの言い回し

 

こういったいろんな要素が絡み合って、作品の魅力となっています。

それらを多角的に捉え、ユーザーが今すぐに読みたくなるような場面を抜き出していかないと、クールな漫画広告は作れません。

 

  • そもそもユーザーが求めている漫画なのかどうか問題

 

Criteoの配信ロジックとして「商品全体から、過去に閲覧していない商品も含め最適なものを広告に表示する」といった項目もありますが、これが果たしてどの程度機能しているのか、疑問です。先日見かけた728✕90のCriteoバナーの5タイトルは、何一つ私には刺さりませんでした。おそらくですが、よく「1巻無料」といったキャンペーンをやっている作品であったり、売上上位の作品が表示されている印象で、閲覧履歴をもとにしたレコメンド機能が機能しているのかは非常に怪しいなと感じた次第です。

また、ユーザーにとっては「閲覧履歴がある作品」といいつも、実は「閲覧したけどスルーした作品」でもあるわけですよね。それを広告として配信する意味があるのか、というのはやや疑問です。

 

以上の理由により、漫画のCriteo広告はイケてないであろう、と判断致します。

 

今回は以上になります。

次回もお楽しみに。

 

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